ベンダーマネジメントとベンダーコントロールの違い

一つのプロジェクトに複数のベンダーが関わる場合、各ベンダーを管理する役割が必要です。その点で、ベンダーマネジメントとベンダーコントロールという役割が存在します。どちらも、自社が進めるプロジェクトに、どのベンダーが関わるかを決めて発注をして、業務を管理するという点では同じ働きをするのです。

しかし、ベンダーマネジメントはあくまでもベンダーへの発注や業務管理という分野に留まる役割です。一方で、ベンダーマネジメントはベンダーに対して、自社における要望や発注条件、仕様、完成基準などを伝えて、それが的確に反映されているかを見るという役割も含まれます。そして、エンジニアの仕事が終わり完成段階となった時に、テストを実施して成果物が世に出せる状態になっているかをチェックし、もし基準をクリアしていない場合は、問題を見つけて修正をベンダーに依頼します。

このように、ベンダーコントロールはベンダー選定から、顧客に製品を届ける直前まで関わるという点で、ベンダーマネジメントよりも長期的な働きをするのです。そのため、単に業務がうまく進んでいるかだけでなく、製品の品質管理もできるようでなければなりません。エンジニアとして幅広い知見と分析力が求められる仕事なのです。また、ベンダーとの交渉が多くなりますので、コミュニケーション能力があり、必要な時にはしっかりとした意見を言わなければなりません。それだけ大変な仕事ではありますが、自分の差配によってプロジェクトが円滑に進み、質の高い仕事ができた時のやりがいは大きなものとなります。